男性用育毛剤 女性

男性用育毛剤は女性も使えるのかを、効能から考えてみた

育毛剤には男性用と女性用があり、売り場も分かれていますよね。女性用は男性用とどんな何か違いがあるのでしょうか。また、男性用の育毛剤を使っても問題はないのでしょうか。

 

男性用育毛剤の効能は、「男性ホルモン抑制効果」、「頭皮の環境を整える効果」、「皮脂溶解効果」、この3つに分類されます。

 

1)男性ホルモン抑制成分

男性ホルモンは、男性が薄毛になる大きな原因です。男性ホルモンであるテストステロンに補酵素の5aリダクターゼが結合すると、ジヒドロテストステロンというホルモンに変化します。このホルモンが毛根に作用すると、髪が形成されなくなるのです。

 

そのため、男性用育毛剤には5aリダクターゼの作用をブロックする成分が配合されているものがあります。オウゴンエキス、冬虫夏草エキスなど、基本的には植物由来の成分になります。こうした有効成分を女性が使用しても、特にこれといった効果はありません。女性の体内にも男性ホルモンはありますが、頭皮や髪はほとんど影響を受けていないためです。

 

2)頭皮の環境を整える効果

髪が健康に生育するためには、毛根に充分な血液が供給されることや、頭皮が柔軟であることなど、さまざまにコンディションが整っていることが不可欠です。育毛剤には、保湿、血流促進、抗炎症、新陳代謝の促進、などの効果を持つ成分が配合されていますが、これらはすべて、頭皮の環境を整えるための成分です。これらは、男性だけでなく、女性の育毛を補助する効果があるといえるでしょう。

 

3)皮脂溶解効果

男性は女性に比べて、頭皮の皮脂の分泌が多いことが指摘されています。皮脂が多いと毛穴が詰まりやすく、それが新陳代謝が不活発になったり、良くない雑菌が繁殖したり、または頭皮が硬くなる原因となって、髪の成長を妨げることになります。

 

ここまで聞くと、女性の育毛にも良い効果がありそうですが、実はこの皮脂溶解成分は、女性には使用は向いていません。上で、女性よりも男性の方が、皮脂の分泌が多いと書きましたが、男性用育毛剤の皮脂溶解成分は、男性の皮脂の量を想定して配合されています。女性が使うと、皮脂を落としすぎてしまうリスクがあります。

 

皮脂は頭皮の汚れにもつながりますが、その一方では天然のクリームの役目を果たして、頭皮の水分を維持しています。洗い落としてしまうと、頭皮が乾燥気味になり、フケやかゆみ、皮膚の炎症などの症状が起こってきます。これは髪にとって良い環境ではありませんね。

 

まとめ

男性用育毛剤は、皮脂の溶解成分が配合されていないものであれば、使っても問題はなく、むしろちゃんとした育毛効果も得られると思います。でも、皮脂溶解成分は多種多様ですから、表示を見ただけではわからない場合もあります。
どうしても男性用を使用しなければいけない状況もないと思われますし、できるだけ女性用の製品を使った方が、安心だといえるでしょう。