薄毛 傾向

薄毛や抜け毛の原因の多くが、男性ホルモン(テストステロン)がジヒドロステロン(DHT)に変異することと考えられています。体内酵素の5α-リダクターゼの影響によってホルモン変異がもたらされる仕組みなのですが、それに付随する生活習慣や体質、また性格なども男性ホルモンの変異に関係しているのです。

 

薄毛や抜け毛に悩む人には多くの共通点があり、それは大きく分けて以下のような傾向があります。

1.ストレスを溜めやすい

 

2.運動不足で体力が低下している

 

3.食生活が悪い

 

4.肥満傾向にある

 

5.飲酒・喫煙習慣がある

 

これらをさらにまとめると、ストレスを貯めやすく、血管の健康状態が悪い人ということになります。

 

頭皮の血流を悪くするものは?

血流に関しては食生活と運動不足の両方が直接影響してきます。頭髪は頭部皮膚組織にある「毛母細胞」が毛根を作り成長させます。それには十分な栄養素(ミネラルやアミノ酸など)と酸素が必要なのですが、血管が細くなり硬化していると血流が悪くなって供給が悪くなりますので、頭髪の成長にも影響を与えます。

 

薄毛・抜け毛には「高脂肪食」がよくないことは以前から言われていましたが、その多くは「毛穴を脂で詰まらせるから」というふうに考えられてきました。高脂肪の食事が頭髪に良くないことは正しいのですが、正しい原因は血流を悪くすることなのです。ですから高い洗浄力のあるシャンプーをいくら使っても効果があまりないのは当然です。ただ丁寧にシャンプーすることで頭皮の毛細血管をマッサージするという意味では多少の効果が見られることもあるようです。

 

喫煙はもちろん、血流を良くするといわれる飲酒であっても、摂取量が増えてくるとやはり血管を収縮させることになります。

 

運動不足も血流を悪くします。運動中の激しい動きはポンプ作用によって、血管壁のクリーニングをし汚れを取りますし、下半身についた筋肉は全身の血流を向上してくれるのです。運動不足になると定期的な血管のクリーニングが行われないばかりか、筋肉量も減少してしまうので、健康的な血管の維持ができなくなるのです。

 

ストレスと薄毛の関係は?

ストレスは形のないものですが、実は薄毛・抜け毛に大きな影響を与えます。前述の男性型脱毛症(AGA)の脱毛の原因酵素である5α-リダクターゼは、ストレスにより多く発生されると考えられているのです。それによって変異したホルモンのDHT(ジヒドロステロン)が脱毛司令を発するのですから、ストレスは直接的な薄毛の原因となります。

 

またストレスを強く受ける人は自律神経の交感神経が優位になりやすく、これも全身の血流を悪くする原因になります。薄毛の人で、肩こりや腰痛・頭痛などを併発しているなら、ストレスの影響が強いと言えます。ストレスを溜め込みやすい人には、神経質で責任感が強い真面目な方が多く、小さなストレスを積み重ねてしまうのです。

 

これらの生活習慣をもつ人、性格の人が薄毛になりやすい人の傾向です。